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【iDID DAY 2025】☀️DAY SUMMIT × 🌙NIGHT FLEA MARKET レポート 情報×出会いが交差する、師走の昼夜会

iDID編集部
iDID編集部
2025.12.25

2025年12月5日、LIFORK原宿にて、学びと出会いが交差する特別なイベントが開催されました。

このような年末イベントは2023年にスタートし、今回で3回目の開催となります。
今回は、昼の「学びの場」と夜の「クリエイター・フリーマーケット」からなる二部制で実施されました。

当日は、学びと出会いが交差し続け、濃密な時間が流れていました。

参加された方も、参加できなかった方も、あの空間の“熱”を感じていただけるよう、サマリーレポートとしてまとめていきます。

今年の会場も、例年と同じくLIFORK原宿にて開催されました!

LIFORK原宿は原宿から徒歩数分程度。WITH HARAJUKU 3Fにあり、まさにクリエイティブフェスにぴったりなレンタルスペースです。

昼の部 | DAY SUMMIT 2025年のデジタルクリエイティブ最前線

14:00〜 会場はほぼ満席状態でスタート!

真鍋さん(シフトブレイン)の開始の挨拶とともに、昼の部がスタート。

シフトブレイン代表の加藤さんからはiDIDイベントとして6回目となる本イベントを「いちばん真面目なイベント」と位置付け、「今後とクリエイティブ活動のヒントにしてほしい」と参加者に向かって語りかけました。

14:10〜 mountより KOKUYO・大丸制作プロセス紹介

左:コクヨチーム 米道 昌弘さん(Art Director)/梅津 岳城さん(Technical Director )
右:大丸チーム  林 英和さん(Art Director)/岡部 健二さん(Technical Director)

株式会社大丸松坂屋百貨店のビジュアルアイデンティティ「百様図(ひゃくようず)」や、コクヨ株式会社の「飛び出す絵本」をいかにしてwebサイトで表現するに至ったか、そのプロセスについて「手を動かせば動かすほど、ゴールの高さと今との距離を感じて辛かった」など、当時の感情曲線を提示しながら振り返りました。制作過程の困難さを感情曲線で説明するとは、流石mountさんですね。

大丸松坂屋百貨店の「百様図」のウェブサイト
コクヨ株式会社のウェブサイト

【mount inc.】
https://mount.jp/

15:00〜 Melt Interfaceより 第一弾製品「Melt Mouse」製作の裏側

左:迫田大翔さん(Diver-X・Melt Interface)
右:鎌田亮平さん(デザインディレクター/デザイナー Paraph)

これまでにないマウス「Melt Mouse」は、どのようにして誕生したのでしょうか。ヒューマン・インターフェイス・デバイス(HID)は、人間の体験の質に大きく影響するものとし、「体験の質を高めることで、人々の日常をよりハッピーにしたい」といった思想こそがプロダクト発想の根源にあると迫田さんは話されました。

【Melt Mouse】
https://www.melt-interface.com/melt-mouse

【Diver-X株式会社】
https://diver-x.jp/

15:25〜 FunTechより ANRI・Neu制作プロセス紹介

左:橋本 卓磨  さん(Lead Engineer / Motion Designer)
中央:堀野 絢平 さん(Designer)
右:太田 義孝さん(CEO / Creative Director)

フルスクラッチ制作であるANRIのコーポレートサイトと、ノーコード制作であるNeuの2案件を紹介。Neuのサイト制作では、驚くことにデザイナー堀野さんによるノーコード開発が行われました。目指したのは「デザイナーだからこそできる挑戦」であり、その結果、クライアントの特徴である“変態性”を見事にWebデザインとして表現することに成功。特に、Framerで機能を試行錯誤しながら実装を組み上げていった話は、まさに“変態的”ともいえるこだわりで、ノーコード開発の可能性を強く感じさせる裏話となっていました。

ANRIのウェブサイト
Neuのウェブサイト

【FunTech Inc.】
https://www.funtech.inc/ja

16:05〜 Studioより AIを活用したWeb制作最前線

吉岡 ヤスさん(Studio,Inc. COO)

代表の吉岡さんから、Webクリエイター向けの新機能である「Studio.Assistant」を公開。クライアントワークに必要なヒアリングシートやワイヤーフレームなども直感的な操作で制作可能。「マジックリライト」の機能紹介シーンでは、客席からどよめきも聞こえました。今後もさらに業界が大きく変化していくことを予感しましたが、革新的なサービスを脅威としてではなくパートナーとして活用し、よりクリエイティブ活動にフォーカスしてほしいといったような想いを感じました。

【Studio,Inc.】
https://studio.design/ja

16:30〜 CREATIVE CLASS 紹介

左から:菅原知郎さん(CREATIVE CLASS卒業生)、岩澤亜実さん(CREATIVE CLASS卒業生)、中村和貴さん(CREATIVE CLASS / ワヴデザイン)、宇都宮勝晃さん(Shhh inc)

オンラインスクール「CREATIVE CLASS」を終えたばかりの卒業生菅原さん・岩澤さんから、リアルな体験談を講師の宇都宮さん・ワヴデザインの中村さんと共に教えてくれました。受講のきっかけはさまざまなようですが、何かしらの課題を持っていたという点で共通点があるように思いました。

【CREATIVE CLASS supported by iDID】
https://creative-class.site/

16:55〜 「気になるサイト」今年の総まとめ

左から:トム・イシカワさん(WEBSTAFF)、田渕将吾さん(S5-Style)、五十嵐正憲さん(Web Designing)

「今年話題になったサイト」を1月〜10月まで見返し、気になったサイトについて語っていただきました。iDID Mediaでは毎月、前の月に公開されたサイトをピックアップしご紹介しています。1月の「名古屋たちばな高等学校マーチングバンド部」や3月の「Japanese Flash Web Design Archives」などが話題に上がっていました。全体として2025年の傾向としては「制作側からクライアントに向けての想いが大切」なのではないかという意見や「ノーコードで制作されたサイトとの線引きが無くなってきた」というような感想が上がっていました。

夜の部 | NIGHT FLEA MARKET 19:00 – 22:00

出店準備が完了し、Studio,Inc.さんご提供のビールで乾杯!

19:00会場 すごい人です。

出店者の皆さんをご紹介!

01. PARK® | クラフト登山食

登山がさらに楽しくなる、美味しい登山食を試食付きで紹介!

02. iDID・レアゾン・Studio, Inc. | フード&ドリンク

過去イベントのアメニティやパンフレットなど。最新型猫トイレの紹介も!

03. Melt Interface | 展示

昼の部でも紹介のあったMelt Mouseを体験できるブース。間近で見て触ると、ビジュアルの美しさや振動の心地よさを体験できました。

04. Studio, Inc. | オリジナルグッズ

AIで制作されたポスターや、クリエイティブブックを販売。

05. SHIFTBRAIN | オリジナルグッズ

SHIFTBRAINのデザイナーが作ったTシャツや、カードゲームが販売されていました。

06. CINRA | アート作品・雑貨、他

所属デザイナー制作のステッカーやアート、思い出の詰まった置き物や、たぬきの頭蓋骨まで…!

07. Wab Design | スニーカー・雑貨、他

ひときわ目立っていたペンギン君は見事引き取られていました。(ファーストペンギン君だったとか?)

08. UNIEL | スニーカー・雑貨、他

井の頭公園でカフェとともにオフィスを構えるUNIELさんは、カフェでも販売しているステッカーや、おしゃれなキャップや靴下などを販売。

09. トム・イシカワとゆかいな仲間たち | 娯楽

人・風景・わんこ・猫ちゃん…レンズを通してうつしたその瞬間をサポートのまるがおさんとあきとさんと共にお裾分け。

10. ムラケン | アパレル・雑貨

ダブル・クォーテーション・ガール(#DQGirl )のポストカードやステッカーなど。無敵になれそうな可愛い女の子たち。

11. ium | 雑貨

すごいスピードで売れていた”推し元素グッズ”や、友情出演というイエさんのイラストやグッズを販売。

12. NSSG | 書籍見本誌、カレンダー

まいにち持っているレコードの絵を描き続けている「まいにちレコード」のグッズなど。くまさんとねこさんに名前はまだないそうです。

13. キイロイストア by banana | オリジナルグッズ

とっても黄色いbananaさんのバナナグッズ。黄色いフルーツは他にもあるけど、この黄色感はバナナだけのイエローですね。

14. UNITBASE | 雑貨

クリエイターのひと息つく時間を想って作られた天然精油のハンドクリームやルームシューズを紹介。販売前の試作中のルームスプレーも紹介されていました。

最後に

参加いただいた皆さん、そして登壇者の皆さん、本当にありがとうございました!時流が大きく変わりつつある今だからこそ、クリエイターたちが集まり、同じ時間を共有できたことには大きな意味があると感じています。

一年後のイベントでは、きっとまた新しい進化が起きていることでしょう。今回のイベントで得た学びが、皆さん一人ひとりの成長につながり、人と人との出会いから生まれたつながりが、さらに広がっていきますように。

さて、サマリーレポートとしては以上になりますが、今回のイベントをさらに深掘りした記事を【2026年1月】に公開予定です。その記事では、トーク内容や展示内容をさらに濃く、またクリエイティブな目線でお伝えする予定です。ぜひぜひ楽しみにしていてくださいね。

それでは皆様、良いお年を〜。

Credits

Edit:iDID編集部
Text:赤川結花

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