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九州交流会 supported by iDID福岡イベントレポート|クリエイターたちのリアルな声が飛び交った日

2025.09.30

2025年7月、福岡でiDIDイベント「デザイン×学び」を開催しました!4回目となる今回も、制作会社の代表から駆け出しデザイナーまで、本当に多様な方々に参加いただいて、会場は終始熱気に包まれていました。

回を重ねるごとに参加者同士のつながりも深まってきて、「1年ぶりです〜!」という懐かしむ声が聞こえたり、「あの時のあの話がきっかけで、お仕事に繋がっています!」なんて報告をしてくれる方もいて、主催者としても嬉しい限りです。

イベントは「交流と学び」をテーマに行われるのですが、このレポートでは「学び」に注目し、6つのセッションを通じて見えてきた、今のデザイン業界のリアルをざっくりまとめてみます。

今年の会場はLINEヤフーコミュニケーションズさんのオフィス

今回のイベント会場は、5ive下村さんの計らいで、LINEヤフーコミュニケーションズさんのオフィスをお借りしました。場所は博多駅すぐのビル、そして、博多の街を遠くまで見渡せる最高のロケーションで開催となりました。

セッション1:5ive × stans「デザイン会社の広報と学び」/ 広報活動の威力、想像以上だった

5iveの下村さんとstansの智原さんに登壇いただいたセッション。

5iveさんの「広報専任者を雇ったら会社全体のパフォーマンスが上がった」という話。今まで片手間でやってた発信を専任にしたことで、制作チームが本業に集中できるようになったそうです。

そして5iveさんもstansさんも行っているPodcastの配信。その効果は想像以上でした。「ラジオ聞いて応募しました」という採用や「声を聞いて安心して依頼できました」というクライアントが実際に増えてるらしいです。音声って確かに人柄が伝わりますもんね。

参加者の反応: 「発信やりたいけど続かない」っていう悩みを抱えてる方が多かったです。継続の仕組み作りがキーのようです。

セッション2:SHIFTBRAIN × BEES&HONEY「スペシャリストかジェネラリストか。 2社の学びとキャリアステップの違い。」 / 学び方に正解はない

B&Hの今村さん・長尾さんとシフトブレインの山上さん・道合さんのセッション。

制作において「知らないことを知ることに面白みを持つ」「苦手なジャンルでも背景を知ると好きになる」という話に、会場からも納得という声が。歴史・背景を調べてるうちに理解が深まったという具体的なエピソードは説得力がありました。

また、案件ごとの深いリサーチ姿勢も圧巻で、博物館で写真撮ったり、職人さんに6時間話を聞いたりという話にも感嘆の声が聞こえてきました。

参加者の反応: デザイナーの方や経営者が食い入るように聞いてました。OJTの重要性を改めて感じているようでした。

セッション3:FOURDIGIT × LINEヤフーコミュニケーションズ「デザイナーをどう育てる?事業会社とデザイン会社の違い」/ 評価制度のリアル

INEヤフーコミュニケーションズの峰尾さん・金子さん・加峯さんとフォーデジットの田口さんに登壇いただきました。

このセッションは、制作会社の代表の方々が真剣にメモを取ってる姿が印象的でした。事業貢献・チーム貢献・個人スキルの3軸で評価するシステムや、スキルマトリックスを使った可視化の取り組みは、すぐにでも参考にという声も。

「評価のブラックボックス化をなくしたい」っていう課題は、規模は問わずどの会社も抱えてるんだと改めて思いました。

参加者の反応: モニターがいくつか設置された会場のあらゆるとこで、資料を細かくみている姿が印象的でした。関心の高さがうかがえました。

セッション4:九州のデザインエージェンシー・制作会社「九州エリアの制作のウラガワ」/ 地域愛が熱すぎる九州勢

九州の4社(ディーゼロ・ピノー・フルスケール・コンデンス)に登壇いただいたセッション。九州イベントの目玉セッション。

ディーゼロの池宮さんの25年間の地域コミュニティ作りの話から始まって、佐賀のピノー松本さんの有田焼アプリの話、フルスケール冨山さんのクライアント教育の話、コンデンスさんの地域課題を通したデザイナーの成長の話まで、みなさんの地域への愛から生まれる特徴に感服しました。

参加者の反応: 地方在住の参加者の方々が「うちの地域でも何かできそう」と前向きな反応をしてくれて、主催者としても嬉しかったです。

セッション5:COPILOT × Nauts「自律分散型チームによる働き方」/ 新しい働き方の実験

コパイロツトの船橋さん、Nautsの原さん・湊さんに登壇いただいたセッション。

「寂しいおじさんの集まり」って自虐的なトークからはじまりましたが、、フリーランスや小規模事業者が抱える孤独感を、コミュニティで解決する試みは参考になりました。

会社に属さない働き方が増えてる中で、こういう横のつながりの重要性を感じている参加者が多かったようです。

参加者の反応: 発足時から注目されているチーム。働き方の多様化への関心の高さを感じました。

セッション6:引地 耕太 × 枌谷 力「AI時代の学び」 / AI論争、決着つかず

最後は、baigieの枌谷さんと万博デザインシステムを手がけた引地さんによるAI×クリエイティブ談義。

枌谷さんの「審美眼だけで素晴らしいものを作れる人が出てくる」という発言に対して、「手を動かさないと何もわからない」と反発が起きたXの話から始まって、最後まで熱い議論が続きました。

時間切れで答えは出ませんでしたが、この議論自体が今の業界の状況を象徴してるなって感じました。みんな真剣にAIとの向き合い方を考えてるんですよね。

参加者の反応: 話の展開に聞き入る人が多かったのですが、時間が足りず。次の機会にしましょう、という話になりました。

写真で振り返るイベントの様子

参加者のみなさんあってこそのイベント。登壇クリエイターだけでなく、積極的に交流したり、セッションを聞いてくださる姿も撮らせていただきました。

準備・当日運営を全面協力いただいた、5iveさん、Stansさん
Studioさんからオリジナルビールをご提供いただきました。
お馴染みのファシリテーターと、登壇クリエイターのトーク!その1
お馴染みのファシリテーターと、登壇クリエイターのトーク!その2

特別企画:iDID CREATIVE CLASS発表

イベント中にWab中村さんから発表したCREATIVE CLASS。業界の著名クリエイターが講師を務める実践的なスクールということで、会場がざわついてました(笑)

特に「中級者向け」「少人数制」っていうコンセプトに反応する人が多く、業界の学習ニーズの高さを改めて感じました。

主催者として感じたこと

今回で4回目のiDIDを通じて、改めてイベントの価値を実感しました。

特に今回印象的だったのは:
・初参加の方も既参加の方も関係なく、積極的に交流していたこと
・規模や地域関係なく、みんな同じような課題を抱えていること
・一人では解決できない悩みも、コミュニティがあれば共有できること
・経験豊富なクリエイターも、若手も、お互いから学ぼうとする姿勢があること
・リアルで集まることの価値の高さ(毎度認識しています)

参加者の皆さんから聞いた声:
・「定期的にこういう場があるといいな」
・「他社の取り組みが聞けて参考になった」
・「同じ悩みを抱えてる人がいて安心した」
・「明日から試したいことがたくさん見つかった」

ご参加いただいたみなさんの声をまとめました

https://posfie.com/@iDID_team/p/HTT6cCv

一部ピックアップ

記事を書いてくださったり、Podcastで続きを話してくださったり…イベント後の盛り上がりも嬉しいです。

最後に

参加いただいた皆さん、登壇者の皆さん、本当にありがとうございました!

4回の開催を通じて、iDIDが単なるイベントではなく、継続的なコミュニティイベントになってきたことを実感しています。普段の業務から離れて、「デザインと学び」について話し合ったり共有できる場があることは、とても贅沢なことだと改めて思いました。こういう機会をもっと増やしていきたいし、iDIDがデジタルクリエイター業界の成長に少しでも貢献できればと思います。

次回のイベント開催も検討中です。参加できなかった方もぜひ次の機会にお会いしましょう!

今回のイベントで生まれた繋がりが、また新しい学びや機会を生み出していくことを願っています。

Credits

Text, Edit:iDID編集部

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