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Webデザインの参考になる、8月の気になるサイト10選! / 2026年

iDIDメディア編集部
iDIDメディア編集部
2026.09.18

こんにちは、iDIDメディア編集部です。
さて、今回もやってきました、サイトまとめ記事の更新です。今回は2026年8月に公開された話題のサイトを10点ピックアップしました。キーワードは「再現、破壊、参加、物語、かっこ、雑誌、年輪、ポップ、好奇心、空気感」。今月もインスピレーションの種を探しに、最新のクリエイティブを覗いてみましょう。ではどうぞ!

1. AFURI BREWING

阿夫利山からグラスのビールまで一貫したストーリーでつなげる

8月の話題だったサイトその一、「AFURI BREWING」。壮観な阿夫利山の風景をバックに商品写真が映えるFVで、商品写真の「青バック」と「木の影」によって、山と青空から商品写真へとシームレスにつながる気持ち良さ。この木の影も、実際に阿夫利山にある木々と同じ品種のものの「影だけ」を使用しているという徹底ぶり。

商品においても「パッケージ」+「グラスに注いだ写真」がセットになっており、「阿夫利山→商品パッケージ→グラスのビール」と、背景の物語から商品のシズルまで一貫したストーリーがある見せ方になっているところがこのサイトの核心だと感じました。商品パッケージとグラスビールへの切り替わりのギミックも手際よく鮮やかです。

Client AFURI 株式会社
Creative Direction, Art Direction, Planning
林 英和(mount inc.)
Technical Direction, Development
岡部 健二(mount inc.)@kenjiokabe
Design
井出 裕太(mount inc.)@YutaIdemsd1
Development
須多 望(mount inc.)@soundmuta 
山下 亜加里(mount inc.)@luce__akr
Project Management, Information Architect
楠本 莉沙(mount inc.)
Produce
吉田 耕(mount inc.)
Photography
yansu(YOIN inc.)@yansukim
佐藤 竜太(AFURI 株式会社)
井出 裕太(mount inc.)
Flower Coordinator 原田陽子(75(nago))
Prop Stylist
ogawa masumi ( YOIN inc. )
wataru miyashita ( YOIN inc.)
Copy Writing
波間 知良子(株式会社サン・アド)
Illustration
BHBH
Agent 白鳥 萌(vision track Inc.)

2. TBWA_HAKUHODO

レイアウトを固定せず、常に変化しつづけることを表現

8月話題だったサイトその二が、TBWA\HAKUHODOのコーポレートサイトです。TBWA\HAKUHODOの掲げる思想「創造的破壊」を、ビジュアルやモーションを通して体験できるサイトを目指したとのことで、FVでの大胆なタイポグラフィ&演出に、現れては消え再編集されていく膨大なメッセージの羅列など、どこを見ても刺激的で創造性に溢れています。レイアウトを固定せず、常に変化しつづけることを表現しているところがこのサイトの革新性の軸になっていますね。

こちらのサイトに関しては「何がよいのか・誰にとってよいのか」という質問に対する元TBWA HAKUHODOのデザイナー村田俊英さんの「企業サイトとして分かりやすいか」「情報へ最短でたどり着けるか」ではなく「TBWAという会社が何を価値としているか」から見ていくことが大事、という回答も話題になっていましたね。

Client: TBWA\HAKUHODO Inc.
Producer: Kazuya Okada @okadadada4
Assistant Producer: Yoko Manabe @yoko5m1
Project Manager: Kazuyo Miyagawa @Kazuyo_Miyagawa
Art Director, Designer, Motion Director: Kento Ishizuka @kentiy1229
Motion Designer: Yonsan Kim @yonsankm
Lead Front-end Developer, Interactive Developer: Anna Komakine
Senior Front-end Developer: Sayaka Kiyose
Front-end Developer: Taishi Ohmoto @taic_dev_ , Tsubasa Nishihara @crayfisher_zari
Technical Director, Back-end Developer: Hiroaki Yasutomo @kaminaly
Director: Tetsuya Kobayashi (BACON inc.) @bacon_kobayashi
Chief Creative Officer: Takahiro Hosoda (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Head of Design: Yuhei Ito (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Art Director: Leona Mori (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Designer: Hajime Sunada (TBWA\HAKUHODO Inc.), Rina Tanaka (TBWA\HAKUHODO Inc.), Chihiro Machida (TBWA\HAKUHODO Inc.), Waka Fujii (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Copywriter: Mariko Tozawa (TBWA\HAKUHODO Inc.), Ryo Kobayashi (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Experience Planner: Hikari Watanabe (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Technical Director: Eiki Kurokawa (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Transcreator: Eric Ellefsen (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Editor: Nobuo Mita (TBWA\HAKUHODO Inc.)
Producer: Shun Sasaki (TBWA\HAKUHODO Inc.)
PR Director: Yoko Nakata (TBWA\HAKUHODO Inc.)

3. くまWeb

コーポレートサイトをヒーローの物語に置き換えている

コーディング代行・外注サービスを行うくまWEBのコーポレートサイト。制作を担当したモンブランさんのこのサイト制作で発見できたのが、モンブランさんは、「コーポレートサイトをどう作るか」ではなく「この会社をどういう物語でもって体験させるか」という観点で考えているということです。

例えばナビゲーションであれば「私たちについて/サービス/実績/料金/お問い合わせ」とするところを「ストーリー」「必殺技/装備」「見逃し配信」「パワーアップコスト」「ミッション進行」「勝利の証言」と、コーポレート「サイト」ではなくコーディングヒーローの「物語」に置き換えているんですね。企業・サービスを「物語」としてどう伝えるかを考えているからこそ、コンテンツや表現にも人間味があり、作り手自身にも熱が入る。あえて「コーディング」という呼称を使うくまWebさんの「等身大の姿」を見事に捉えています。

ディレクション:竹田京司
企画・コピーライティング・文章編集:浅野佳子
ロゴデザイン:杉村武則
イラスト・キャラクター制作:平野由記
WEBデザイン:松原史典
サイト構築・CMS構築:松髙泰市
漫画:内田麻美

4. IDEE INC.

どのような場所で誰と仕事をしているかがわかる

かわいいモチーフのイラストが印象的な、神戸の制作会社IDEEのコーポレートサイト。このサイトには「COLOR」「Add Sticker」という機能があり、イラストの追加削除やFVの背景色の変更などができるようになっています。ユーザー参加型の遊び心ですね。もうひとつ特徴的なのが「マップで見る」機能。このマップによってIDEEが普段、「どのような場所で誰と仕事をしているか」が分かるようになっており、地域社会の課題解決に貢献していくIDEEの考え方のひとつの現れとも言えますね。「今日の一言」の自然体なアプローチもいいですね。

Design : 志村徹朗
Develop : 石山大輔
Motion : Tanaka Miho

5. モトヤユナイテッド株式会社

10の事業というわかりにくさを、アイディアと表現で突破している

ロゴの「カッコモチーフ」を活かして会社の「10の事業」を紹介しているんですが、このサイト、FVはメインコピーと写真の切り替えと、いたってシンプルなんです。それが、スクロールしていくと写真に関連する10のキーワードが出てきて、それがロゴのカッコ内におさまっていき、改めてロゴとメインコピーに返ってくるという、ストーリーの筋が通っているんですね。

それだけでなく、この写真・タイポグラフィ・スクロールアニメーションを組み合わせたリズミカルな構成のディテールの表現と新鮮さに驚かされます。セカンドビューの見せ方もまたユニーク。事業が10もあると、数が多すぎて把握しづらくなりがちだと思うのですが、このアイディアと表現によって、楽しく、気持ちよく、ストンと理解していけるようになっていることにも注目です。

Client:モトヤ・ユナイテッド
Business Producer:小坂 大輔(EPOCH)
Creative Director:是永 聡(POOL)
Copy Write:信多 一慶(POOL)
Art Director:宮内 賢治(POOL)
Project Manager:原 武史(POOL)
Web Director:成田 龍矢(LON Inc.)
Interaction Director/Web Designer:田渕 将吾 (S5 Studios)
Developer:中村 玲衣
Developer/Top Page:代島 昌幸(Calmhectic inc.)

6. NITTOH 100 PICNIC

歴史とバラエティ感あるフレームデザインにより、種々雑多な写真群を統一した世界観でまとめている

サムネイルのフレームがぜんぶ違ってぜんぶいい。これらのフレームは、過去のロゴやパッケージの断片を収集して再構築したフレームデザインを使用しているそうです。100周年ということで、写真も新しいものから古いものまで種々雑多だったようですが、これらを歴史とバラエティ感のあるフレームデザインの採用によって解消している。ホバーで導入文が読めるところも新鮮でなんだかワクワクします。100周年のロゴからは「100周年」と「茶器」と「年輪」を想起させ、赤とゴールドの伝統と祝祭感がありますよね。今後の更新もワクワクと期待したくなるサイトです。

Client:三井農林株式会社
Content Direction:丸田 武史(The Moose Inc.)
Art Direction/Design:ヤマモト ヨウヘイ(YOMA)
Development:トリチガイ コー(KOOO)
Illustration:飯尾あすか

7. KINDAI GRAFFITI

学校ではなく学生視点で企画制作されているサイト

近畿大学の大学案内サイト。若者向けカルチャー雑誌「TOKYO GRAFFITI」的なメディアサイトになっているのが特徴です。近大は2015年からTOKYO GRAFFITI特別編集で「KINDAI GRAFFITI」の大学案内を作り続けており、今年からペーパーレス化&ウェブ化したのだとか。「近大の学食」「近大セルフィー」「バッグの中身大調査」「近大人ROOM GALLERY」など、「学生視点」を主軸においた等身大なコンテンツ企画が、ターゲットの学生に刺さること間違いなしですよね。FVでほぼ全コンテンツが過剰なほどに並んでいるところも面白いですね。

8. 原宿サン・アド 50th

インタラクションにちゃんと意味がある

原宿サン・アドが50周年ということで、50周年で取り組んできたことと、これからやることを紹介しています。サイトはポップでありかつスタイリッシュ。クルマカルチャーの本を出版するということで、ところどころ、車が横に走り抜けるようなモーションが。インタラクションにちゃんと意味があるのですね。

もうひとつ特徴的なのが「めくれる画像」。紙や本を連想させるフィジカル的な面白さがありつつ、その裏に隠れたテキストをめくって読みたくなる。ここも、ただ面白いだけでなく、ちゃんと好奇心を誘発しするギミックになっている。

・・・と、言っている間に、なんとサイトがバージョンアップしておりました!新サイトを含め楽しんでみてください。

9. 大洋LINKS

MVのムービーを、トランジションでも展開

印刷会社のコーポレートサイトとは思えないぐらいポップに振り切った大洋LINKSのサイト。コーポレートスローガンである「むすんで、ひらく。」を軸に、とことんポップで親しみやすく、プレイフルなムービーをMVに置き、トランジションでも展開。動きのある世界観を作っています。母体となった元祖大洋印刷は1930年創業と老舗の会社で、2025年にホールディングス化。大洋LINKS自体は商業印刷・デザインなどのクリエイティブに特化していくようですね。一度みたら忘れられないサイトです。

制作:株式会社RED
CD+C:栗原 勲
AD+D+イラスト:雨澤 正明
モーショングラフィック:ナナメ
撮影:舩田 聖(TANDEM)
TD+FE:行俊 勝規(Den)

10. NAGOYA BIYO

美容専門学校でありながら、ファッションブランドのような空気感

美容専門学校のサイトでありながら、まるでファッションブランドのような空気感を成立させているのが「NAGOYA BIYO」。FVでの写真とテキストの配置からして他の専門学校のサイトと全く違いますね。情報を整理して見せるのではなく、学校の空気感、カルチャーなど、この学校に行くことを「想像させるデザイン」になっています。なかでも写真の空気感は抜群で、コンテンツに該当するほとんどの写真がエモーショナルな雰囲気を纏っています。フルスクリーンナビゲーションの見せ方も新鮮。とことん削ぎ落としたロゴマークもまたコンセプチュアルです。

制作:Supplement
Photograph : Shiori Ikeno
Styling : Koichi Igarashi
Art Direction & Edit : Ryota Ebina (eieio)
Web Design : Supplement
Development : Yusuke Fukunaga, Kunihiko Tsuruno

おわりです!

8月の気になるサイトまとめ、いかがでしたでしょうか。
今月は、単に情報を整理するだけでなく、体験や物語を通して「ブランドらしさ」を伝えるサイトが印象的でした。阿夫利山の景色を繊細に再現した表現から、Disruptionを体現するパワフルな演出、コーポレートサイトをヒーローの物語のように仕立てた遊び心まで。同じ「ブランドを伝える」という目的でも、アプローチの幅広さを実感できるラインナップだったと思います。

次回は9月のサイトまとめをお届けします。まだまだ残暑が厳しい上に、台風など天気の崩れやすい日が続いていますね。どうぞ体調管理に気をつけてお過ごしください。

ではまた。iDIDメディア編集部でした!


Credits

Text, Edit:仲村直(iDIDメディア編集部)
Editorial Assistant:OMIMU(iDIDメディア編集部)

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