1. JUNNI

最初に紹介するのは、JUNNIさん制作のお年賀サイトです。「JUNNIからのお年玉をぜひ受け取ってください」というキャッチコピーから始まり、「お年玉を受け取る」ボタンをクリックすると、空間の中心にお年玉袋が浮かび上がります。そのお年玉をクリックしたまま左右上下に振ると、お札が無限に舞い続け、画面下の「総お年玉」カウンターがどんどん増えていく仕掛け。
発想が面白いのはもちろん、JUNNIさんらしさが詰まった細かなギミックも魅力的で、お年玉を振るとジュニくんがジャンプし、背景の山からはJUNNI社のビジョンである「自由に、ユニークに。」と書かれた太陽が昇ります。お札が画面いっぱいに舞う様子は圧巻で、お年玉をもらう高揚感がビジュアルと操作で見事に表現されています。こんなにお年玉もらえたら最高なんですけどねぇ。
Happy New Year 2026 | JUNNIからの新年のお年玉
2. Spicato

ギミックが多彩という点で共通しているのが、Spicatoさんの年賀サイト「スピッカートのしゃべくりダルマ 2026」。「しゃべくりダルマ」というタイトルの通り、ダルマおじさんがしゃべるのを聞きながらダルマ落としが楽しめます。
順番に上から段をクリックして落としていくと、背景には年賀のメッセージが現れる。それぞれの段は色と模様が違っていて、落とした時の音もバリエーション豊か。さらに、隠れギミックが6つも用意されていて、わからない人にはヒントも出してくれる親切設計で、会話パターンも複数あり、何度も遊びたくなります。
法人化10周年という節目を迎えたSpicatoさんらしい、遊び心が詰まったサイト。ぜひ音声ONで遊んでみてください!
Director 前川ひろみ
Planner, Designer, Illustrator, Writer 竹内爽夏
Developer 金山裕紀
Design support 井上侑子
ダルマ(CV) ????
Music DOVA-SYNDROME、魔王魂、効果音ラボ
special thanks! スピッカートメンバー
3. 原宿サン・アド

メッセージ性の強さが際立つのは、創業50周年を迎えた原宿サン・アドさんの年賀サイトです。社名の「サン(Sun)」にちなんだ太陽がテーマになっています。
画面中央に配置された太陽からの画像を見ながらスクロールしていくと、「昇る」「上へ」「UP」「RISE」といった言葉と共に、夜明けの地球、古典的な版画風の太陽、手を掲げる写真、山頂から上がる陽の光など、それぞれの言葉を想起させるビジュアルが次々と差し込まれていきます。多彩な表現で「上昇」という概念をビジュアライズしながら、最後に50周年の挨拶が表示される構成です。
節目の年を迎え、次の半世紀に向けて上を目指し続ける原宿サン・アドさんの決意が感じられ、さらに陽が昇る演出は初日の出を思わせ、新年にぴったりですね。
Staff
ECD:芝田孝一 CD:赤迫仁
AD / D:津田亮介 C:奥野尚之
PR:石川智恵、曺慶哲、國井湧
4. Qlip

今年の干支を印象的に表現しているQlipさん。複数の小さな「午」で構成された大きな「馬」の文字から始まります。
スクロールしていくと、スローガンである「GAME CHANGE」とその想いが語られ、続いてスタッフからのメッセージが次々と登場。各メッセージの横には、同じように「午」で形作られた漢字一文字が添えられています。文字が組み替わって次の漢字が浮かび上がる演出が美しいですね。最後には馬が走る演出も加わります。
ページ下部には過去の年賀サイトもリスト化されていて、毎年積み重ねられてきたQlipさんの歴史が感じられます。
HAPPY NEW YEAR 2026 – Qlip Co. Ltd.
NEW YEAR PROJECT CREW
Tomoya Okada (Design,Develop)
Keita Hiroshige (Supervisor)
Kyohei Tokuo(Producer)
5. monopo
干支の馬を「UMAP(うまっぷ)」という言葉遊びに昇華されたmonopoさん。スマホ専用の年賀サイトで、「うまい飯でも、ごいっしょに。」というコンセプトのもと、CEOの田中さんとクララさんが厳選したmonopo東京オフィス周辺の26店を地図で紹介しています。
丸で囲まれた「+」をタップすると、ジャンル、誰のおすすめか、そしてお店の紹介が表示される仕組み。実際に行けるお店を紹介してくれているのが嬉しいポイントです。
物理的な年賀状を受け取った方向けの抽選企画もあり、さらに右下の富士山マークを押し続けると、隠しコンテンツ「FUJIMAP17」に切り替わります。こちらは蕎麦屋で5年間働いていたコピーライターの稲熊さんによる、オフィス近郊の富士そばレポート。各店の個性が綴られていて、思わず読み込んでしまいます。見て楽しい、行って楽しい、2度美味しいサイトになっていますね。
6. unshift

体験型の年賀サイトを公開してくれたのはUnshiftさん。カメラを使ったハンドジェスチャーで操作する、3D年賀サイトです。
サイトを開くと、赤と黄色のリボンが複雑に絡み合った様子が画面いっぱいに広がります。手を握ると縮小、人差し指を立てると拡大、手を開いた状態で左右に動かすとスクロール、ピースサインで激しい動きと、ジェスチャーごとに異なる反応が楽しめる仕組み。
操作方法の説明も丁寧で直感的に楽しめるので、最終的にどんな姿が現れるかは、ぜひ実際に試して確認してみてください!
Happy New Year 2026 by unshift Inc.
7. SUPER SUPER

レトロゲーム風の年賀サイトを公開してくれたのはSUPER SUPERさん。馬をテーマにした、横スクロールアクションゲームが楽しめます。
サイトを開くと、ピクセルアートで描かれた画面が登場。「SSを押してジャンプ」の操作で障害物を避けながら、どこまで馬が走る距離を伸ばせるかに挑戦ができます。レトロなドット絵のビジュアルと、SUPER SUPER inc.さんらしい黄色×黒の配色が印象的な仕上がりになっています。
シンプルながら思わず熱中してしまうので、ぜひ記録更新に挑戦してみてください!
8. 番外編:グラフィック3選
最後は番外編として、目を引いたグラフィックデザインの年賀を紹介します!
Camp Inc. 植木さん
指で走る馬を表現した、ユニークなビジュアル。実際はGIFアニメーションになっていて、指が動いて馬が疾走する様子が伝わってきます。アイディアと午年らしさの融合が素敵ですね。
株式会社NASU
紫と白のグラデーションが富士山の雪化粧を思わせる、ナス富士。ナスというモチーフでありながら堂々とした存在感があります。NASUさんの今年の抱負である「デザインで、成す。」というメッセージも添えられ、シンプルながら印象に残る一枚です。
アートディレクター/デザイナー 千田さん
赤とオレンジのグラデーションに白い線で描かれたビジュアル。千田さんによると「『馬』の文字で作字をし、馬の立て髪を抽象化した模様に『2026』をうっすらと忍ばせました」とのこと。モダンで洗練された雰囲気の中に、年号や午年の要素が巧みに組み込まれているデザインです。
おしまい
今回紹介した作品は、どれもクリエイターさんたちの遊び心と技術力が詰まったものでした!インタラクティブな仕掛けやゲーム要素、企業のメッセージなど、それぞれ異なるアプローチで新年の挨拶を表現しているのが面白いですよね。
年賀サイトは期間限定で公開されることがあるので、気になったサイトがあればぜひ早めにチェックしてみてください。
2026年も、素敵なクリエイティブにたくさん出会えますように!
今年もiDIDをよろしくお願いします!

